車検を来月に控えて、いつになくやる気が充実しているうちに、BEAT のメンテナンスを実施することに・・・。過去2年の間、急ブレーキを踏んだときにロックして何度かひやっとすることがあって気になっていたブレーキフルードの交換作業に取りかかる。先人の BEAT 関連記事を印刷したのは言うまでもない。以下、来る2年後に備えて私的備忘録。
【 用意するもの 】
・自作ワンマンブリーダー(500mlペットボトル+耐油チューブ+ワンウェイバルブ)
・HONDA純正ブレーキフルード(ウルトラBF DOT4)×1缶( 500ml )
・メガネレンチ(10mm)
【 工程 】
1.マスターシリンダのキャップを開ける。ブレーキフルードは激しく塗装を犯すので、ウエス等をマスターシリンダ周囲に巻いておくと良い。塗装面に掛かった場合は、すぐに水で洗い流すこと。
2.ブレーキフルードの交換はマスターシリンダから遠い順(左後>右後>左前>右前)で行う。
3.ブレーキキャリパー付近にあるブリードスクリュに5-56等の潤滑スプレーを吹き付けて、しばらく放置。10mmのメガネレンチを掛けた後、ワンマンブリーダーのチューブをスクリュに接続。
4.このとき、ブリードスクリュをブレーキフルードを排出するための最小の角度だけ開く。(ブレーキペダルの踏み加減でわかる) 知らないで盛大にブリードスクリュを緩めてしまったものだから?、左後のブレーキフルードを交換の際、チューブを流れるカエルの卵のような気泡に唖然!?
5.ブレーキペダルをゆっくりとスコスコと踏みつける。4~5回踏んではマスターシリンダ内のフルードの液面が足りているか注意する。エアが入り込む前にブレーキフルードを補充する。
6.ワンマンブリーダーのチューブ内の気泡がなくなり、薄汚れた烏龍茶色からきれいな透明に変わったら、交換完了。ブリードスクリュを閉じてゴムキャップを被せる。わたしの BEAT はゴムキャップがすべてなかった・・・。(品番:43353-SD5-003)
7.前のブレーキを作業する頃にはだいぶ慣れてきて・・・というか、自作しておきながら、ワンマンブリーダーのおそろしく単純な作りの割には名に恥じないワンマンな働きぶりに 「 お、お前は、なんてできる奴なんだ・・・。 」 と驚き、そもそもブレーキフルード交換という作業が、マスターシリンダから新たなフルード注入してやり、各ブリードスクリュから古いフルードを排出させることで、BEAT の体内?を巡るブレーキライン内のフルードが新しく置き換わるという、ところてん方式のような全容に今更気付いて(ぉぃ、感心するのだった。
8.4輪すべての作業が終わったら、ボンネット内のマスターシリンダの規定値のMAXのところまでフルードを注ぎ、キャップを閉めて作業終了。作業前と比べてもマスターシリンダ越しにサラダ油のようにフルードが透明なことが窺える。ブレーキフルードは500ml 1缶でもなんとか足りるがクラッチフルード交換も考えると、念のため500ml 2缶用意するのがベター。
9.エンジンを掛けてブレーキペダルの踏み応えに異常がないか、ゆっくりと走らせてブレーキがしっかり効くかどーか確認する。くれぐれもブレーキのことなので 「 たぶん・・・。 」 「 ・・・だろう。 」 というのは、
ダメ。ゼッタイ。
以下、私的メンテナンス・メモ。
・HONDA ULTRA BF DOT4 500ml
・ブレーキフルード交換時走行距離 69,530km