なかなか平日の夜に、仕事で疲れて帰宅してから BEAT に乗ってあてもなく出掛けてみようとは思わなくなった。購入当初は BEAT を運転する、ただそれだけで笑ってしまうぐらいに楽しくて楽しくて・・・連日連夜の当て所もない真夜中のドライブ♪
これが夫婦でいうところの倦怠期!?いえいえ、燃え上がるような情熱的な愛情から、穏やかな普遍的なまでの人間愛ならぬクルマ愛へと変貌を遂げたのだ?現に BEAT 購入前は、あれだけクルマに対する情熱をなくし、マイカーとの関わりは「生活の足」程度の付き合いに止めておこうと心に決めたはずが、いまやわたしの BEAT エンゲル係数はと言えば・・・。
だが、初物?のパーツを奢ってやるとそーもいかない。新たなパーツを取りつけた後でさえ、暗いガレージで佇む BEAT が無性に気になり、知らず知らずのうちにガレージへと足を向けるのだ。もはや、それは昨日までの BEAT ではない。しっかりと取りつけられているのか?操作性はどうか?見た目はどうか?来る日も妄想を描いたそのイメージと重なるかどうか?シートに身を埋め、しばし鑑賞する。
ガレージのシャッター扉は、半旗ならぬ半分だけ降ろしておこう。真夜中に、オレンジ色に灯る室内でステアリングを握ってニヤける三十男の姿をご近所さんが見たら、どー思うだろう?とうとう気がふれたかと・・・。