▲明け方のエーヤワディー川を下る。
中学生の頃、地理の授業中に東南アジアの三大河川といえば、メコン川、メナム川(チャオプラヤー川)、イラワジ川(エーヤワディー川)と教わった。悶々中学生だったわたしは、先生が仰る「メコン川」というそのコトバの響きに、ドキッー!となっては後ろを振り返り、悶々仲間の友人と顔を見合わせてはニヤニヤしていたのだった。
「えー。インドシナ半島のここらへん一帯は雨量も多く、3つの大きな支流、メコン、メナム、イラワジ川のおかげで肥沃な大地を形成し、コメの収穫高も豊富で、メコンデルタを形成し・・・云々。」
そんなコトバが思い出され思い出され・・・いまにも陽が明けようとする、悠久のとき流れるエーヤワディー川なーんて感慨はこれっぽっちの「ち」ぐらいしかなかった。ロマンチックなのは妄想時でいっぱいいっぱいで、ついつい現実のそーいった風景やシチュエーションに出くわすと気恥ずかしくて照れくさくておならブーなのだ。
そーいや、やっぱり中学生のとき友達の家に行くと、そこのお兄さんが聴いていた米米CLUB の「 KOME KOME WAR 」 は衝撃的な歌だったなー。KOME WAR-♪と連呼するその歌詞は、ナパーム弾のごとく関西全土を焦土と化すような破壊力を感じた。結局、あれはなにを歌っていたんだっけ?