弱冠15歳の女の子は、並み居る強豪たちの中では一際か弱い存在に映った・・・まだ子供やないかと。
クルマ好きのわたしのわるい癖で、強靱なエンジンにアテーサET-S を装備した重量級の彼女らの下半身を見るに、15歳の彼女の滑りはさながらライトウェイトスポーツのようにヒラリヒラリと身軽であった。なにより演技する彼女自身の顔から自然と笑みが溢れるさまは、やはりそれらを運転する某ドライバーのようでもあり・・・。
ひとつの物事にひたむきに全身全霊を傾けるその姿は、晩飯を口に運ぶわたしの手をしばし止めさせ、思わずテレビ画面に釘付けになった。イリーナ・スルツカヤの演技も素晴らしかった(フィギュアのことはよく知らないけれど)が、グランプリ・ファイナル東京での彼女はひときわ輝きを放っていたし、感動せずにはいられなかった。しかし、1990年生まれって・・・(驚)