1階トイレに取り付けた Panasonic の温水洗浄便座( DL-WH20 )の洗浄力の貧弱さには、当初から不満だった。2階トイレに取り付けた同グレードの前モデル( DL-WF20 )と比較して、わたしの肛門の感覚的に、WH20 の洗浄強さ・5 は、WF20 の洗浄強さ・3 にも満たないのではないだろうか? ジモチーのわたしとはいえ、これでは貧弱に過ぎる。
正月休みで暇を弄んでいたわたしは、何故か Panasonic のサイトで、DL-WH20 の取扱説明書をダウンロードするのだった。そして、何の気なしに見ていると、最後の方の「 よくある質問 」頁に、「 洗浄力をさらに強くしたい!」という項目がある事を発見する。節電モードのボタンとノズル位置調整のボタンを同時に7秒以上押すことで、洗浄力がパワーアップするという隠しコマンドがある事を発見するのだった。
最近では、説明書を隅から隅まで読まないおじなので、こんな項目があったのかーと自分を恥じ、書いてあるのに読まずに逆ギレする老害にならなかった事に安堵するのだった。
早速、トイレにこもって操作するも、隠しコマンドを受け付けない。7秒以上の長押しで「 ピッ! 」と音がして、ライトが2回点滅するとあるのだが・・・これ如何に。いろいろ試すも、全く受け付ける気配がないので、客相に電話する。365日、電話対応している Panasonic の客相には頭が下がる。
型番と症状を告げると、製造番号を教えてくれと言われる。製造番号の最初の1桁は、製造年を表し、その次の2桁は、製造月を表す。その時点で答えが出た。WH20 は、当初からわたしのような不満の声が多かったモデルらしく、製造月11月分から、仕様変更を行い、隠しコマンドを設けたのだった。わたしのはというと、製造月は10月だった。