早いもので、S660 も丸3年。車検の時期を迎えた。Honda から供与された代車は、走行距離が1,000kmにも満たない
SHUTTLE だった。Honda SENSING とやらも装備していて、道路上の制限速度等の標識をカメラで読み取って、メーター内に表示してくれたりするが、老眼のわたしには無用の長物だった。信号待ちで、前車が発進したのを知らせてくれるのは、ありがたく、是非とも仕事車に欲しい装備だ。
S660 と同様に、Honda の最新のクルマらしく、どっしりしていて、鏡餅の中に座って運転しているような着ぶくれ感があるのは、時代の趨勢か・・・と真顔で、ステアリングを切る。
代車で借り受けた際に、スタッフにレクチャーを請うたが、最後まで、この新しい変速装置には慣れなかった。前進と後退の別は、コン!とレバーを当てて電気信号を送ってやるだけで、パーキングやサイドブレーキは、ボタン操作に終始する。アラフィフのわたしだが、油断をすると、ニュースを賑わす高齢者の誤発進事故の仲間入りする予感すら漂う。
もう、わたしは、この古の AT 車よりも、操作した感のない家電チックな変速装置のクルマには、出来たら運転したくないという感想に至った。