「食は広州に在り。」 ゲテモノ食いの街、広州(グワンジョウ)では、4本足なら机以外なんでも食べるそうな・・・。飛ぶものは飛行機以外食べるとか・・・。
中国の食の多様性に驚くことはもちろん、その雄大な景色に感嘆のため息を漏らしたり・・・しかし、なにより驚かされるのは、中国人そのものだろう、
いい意味でもわるい意味でもわるい意味でもわるい意味でもわるい意味でも・・・・・・。
中国を旅行して、外国人旅行者がまず覚える言葉というのは、「謝謝(シェイシェイ)」という感謝の言葉ではなく、「没有(メイヨウ)」だろう。「有る」が「没する」で、「
没有(メイヨウ)*1」 つまりは、「ない」ということである。中国共産主義が骨の髄まで染みこんだ愛すべき中国人は、頻繁にこの言葉を連発する。
わたし 「ペンある?書くやつ。」
店員 「???」
わたし 「(ジェスチャー付きで) ペン、ペン!ペンある?」
店員 「(あー、めんどくせーな顔ありありで) 没有。」
わたし 「あほんだらー。おまえの後ろのショーケースに入っとるやないけー!なにが没有じゃー!this pen 、多少銭(ドゥオ シャオ チェン)?」
店員 「没有!」
わたし 「うぬぬぬ・・・こいつら・・・性根まで腐っとる。店に火つけたろかー。」
と万事がこの調子なのである。行く前に、「毎日が戦いのようや。」とかなり聞かされていて、心構えはすでに出来ていたのですぐに慣れてそれすら楽しんでいたけれども、それでも中国人を支配する非合理主義と申しましょうか、非生産主義と申しましょうか、共産社会の凄まじさには毎日がカルチャーショックの連続で、驚きをもって飽きることなく、楽しく旅することが出来ました。
*1・・・外国人慣れしている中国南方を旅行すると・・・例えば、陽朔(ヤンシュウ)の街では、中国人オーナー?自らセルフパロディした「没有Cafe」という名のレストランがあった。店先の大きな看板には、「 没有 Warm Beer 没有 Lousy Food 没有 Rip-offs 没有 ''pay FEC(外貨兌換券)!'' 没有 bad service 」 とあった。