BEATのECUの電解コンデンサのパンクによるトラブルが報告されるようになったのが、ここ2~3年のことと思います。
BEATに限らず、電気製品に含まれる電解コンデンサは10年もするとその寿命をむかえ、内部の電解液が漏れだして基盤を侵かしたりして、トラブルの原因になるそうな・・・。(カンゼンナウケウリデス、ハイ。) トラブルに見舞われてからだと、基盤の侵食などでヘタをするとECUのASSY交換になってしまうので、それこそ8万円?近い出費となってしまいます。
そーならないうちに、いつか交換してやろうと、わたしも該当の電解コンデンサを電気街で買い求めて用意していた2003年の年の瀬。この頃になると、ヤフーオークションにて、電解コンデンサそれ自体の販売だけでなく、1級電気技師?の本職の方による電解コンデンサ交換作業の出品まで見られようになりました。
早速、わたしも出品者の評価などを一通り確認しつつ落札してみました。
実際に、当時12年目を迎えようとするわたしのBEATにECUの電解コンデンサによる不調と見られる兆候は皆無でしたが、用心深いわたしは念のため、ECUの蓋を開けて覗いてみました。
該当の電解コンデンサは以下の通りです。
1.10V 470μF×2個
2.35V 47μF×1個
3.35V 220μF×1個
4.35V 33μF×2個
以上、計6つの電解コンデンサを交換します。純正容量と同じ、105℃対応品です。
わたしが落札したECU電解コンデンサ交換修理は、修理期間をあらかじめ出品者の方で設けていたので、発送から、交換を終えてこちらの手元に帰ってくるまでにそれほど時間はかからなかったように記憶しています(1週間以内?)。
▲電解コンデンサ交換後のECU内部
電解コンデンサ交換後のECU内基盤裏側。(右画像)
どこを半田付けし直したのか、素人のわたしにはわからないほどきれいな仕上がりをみせる。電子部品が所狭しと並ぶECU内部を見て、電解コンデンサDIY交換を手控えたわたしにとって非常に満足な仕上がり。
外された電解コンデンサもいっしょに返却される。(右画像)
特に膨らんだ様子もなく、液漏れも見られなかったので一安心。これで10年安心して乗れると思うと非常に安い買い物である。
ECU裏側にサーモクロスを貼り付け熱対策。(右画像)
リアバルクヘッドに接する位置にあるECUは、ミッドシップに配置されたエンジンの熱の被害をもろに被ることになる。少しでもの熱対策として、ECU背面にサーモクロスを貼り付ける。ついでに同箇所近辺に位置するメインリレーの交換も同時に実施する。
不調の兆しのなかったわたしのBEATにとって、ECU内の電解コンデンサを交換したからといって、特にどーだということはありませんが、10年を過ぎたBEATにとって、これからも長く乗っていく上で必要なメンテナンスと考えます。
しかし、それにつけてもヤフーオークション内でも、このようなBEATオーナー?の有志によるサービスが行われているということに、インターネットの利便性と、BEATのオーナーの裾の広がり、奥の深さを感じずにはいられません。(ドウトクテキナコメントデシメヨウトスルワタシハイッタイ・・・???)