兄が乗っている現行カローラフィールダーを運転する機会があった。その昔、実家が6代目の後期型の TOYOTA MARKII を購入した際、クルマってもうこれ以上進化しないんではないか?とその快適性に驚いたものだが、いまやカローラクラスでも当時の MARKII を遥かに凌駕するほど進化していることに、今更ながらに驚いたのだった。いまどきのクルマは、エンジンキーを刺さなくてもいいことは知っていたが、ENGINE START のボタンを押してもエンジンがかからないことに5分ほど悩んだ。ブレーキを踏んでいることがエンジン始動の条件だった(汗)
で。そのカローラフィールダーの乗り心地はというと・・・まるで、タンカーを運転しているよう・・・。ボンネットが長いクルマを運転するのは久しぶりだったので、狭い四つ角を回るだけでもいろいろと気を使う。これが、BEAT だったら、何も考えずにエイヤ!とハンドルを切るだけなのだが・・・。がっちりとしたボディ。思いのほか低いアイポイント。ファミリーカーとは思えないタイトな運転席まわり。カローラだというのに、足車の気軽さが皆無。慣れの問題なのか?カローラフィールダーと比べると、BEAT は、まるでモーターボートのようだ。
別の言い方をすれば、カローラフィールダーは鎧甲冑を来た現代人。右を向こうとすると鎧甲冑は正面を向いたまま、中の人だけ右を向いているような感覚に囚われた。BEAT はというと・・・ジャージに身を包んだ中学生といったところか。