駄目でした。ヨーロッパ企画の舞台を映画に落としこんだ作品のようですが、クスリとも笑えなかった。特に、カフェ・ド・念力という喫茶店にはなしが移ってからは、いらいらするぐらいにリズムが悪い。
白状すると、この映画、最後まで観終わるまでに、2回寝てしまった。記憶にある場面まで巻き戻すも、しばらくすると瞼が落ちてきて、コックリコックリ・・・。また巻き戻して、10分もするとコックリコックリ・・・の連続。いや、まいった。
なにが悪いかというよりも、わたしに合っていないんだと思う。それは、カフェ・ド・念力 での 「 いまから面白い一芝居打ちまっせー! 」 的な役者陣の頑張りが、実につらい・・・。各々のエスパーが持つ超能力に纏わるエピソードを披露するんだけど、自分のターンが回ってきたとばかりに張り切るもんだから、観ているこちらもどんな面白いエピソードを語ってくれるのか?と期待する。しかし、そのどれもがクスリとも笑えなかった。
芝居小屋で舞台劇として観たら楽しめたのかもしれないが、それをスクリーンでやられると・・・こと、この 『 曲がれ!スプーン 』 という作品に関しては、成功しているとは思えない。