荒廃する65号[鉱員社宅・屋上幼稚園]と、その手前の71号[体育館]。(上画像をクリックすると拡大) 65号は、住居戸数317と島内最大のRC造9階建(1945年建設)。狭い島で多くの人が生活するため1916年に鉄筋コンクリート造の高層集合住宅が建設された。これは、日本初だったとか・・・。
荒廃した各居室の奥に、霊や屍人や工作員の人影が立っているというようなことももちろんなく (リアルに当時の恰好をした親子4人がこちらを向くように横に並んで見下ろしていたら、さぞや怖いだろーなー)、ガラパゴス島のように進化を止めた廃墟が島ごと残されている情景にただただ呆然・・・。
島の高台にそびえる3号[職員社宅(幹部用・風呂付)]。RC造4階建の造りで、住居戸数20を数える。島全体を見下ろす立地といい、風呂付きといい、こんな狭い島のなかでもヒエラルキーが確実に構成されていることが窺い知れて興味深い。(上画像をクリックすると拡大)
わたしが見た軍艦島 その3 へとつづく。