我が家の掃除機、EVA 零号機こと SHARP POWER CYCLONE ( EC-BP7-W )を半年以上使ってきて、いろいろと実際の使い勝手のいい面わるい面が見えてきたので書き記すとしよう。
部屋の隅っこなどで90度向きを変えるヘッドブラシ等の使い勝手は、各社それほど大差ないように思われ・・・旧い昔の掃除機からするとノズルの持ち手部分で手首を捻らなくて操れるのは非常に便利。あと、ベッドやソファの下のわずかなスペースに入っていくのも便利。

吸引力はさすが。それほど汚れていないと思って掃除機をかけると、ダストカップのなかに 「 こんなに!? 」 というぐらいの綿ボコリの塊を見つけるのは掃除機の性能を実感する反面、俺はこんな部屋でのほほ~ん♪ と生活しているのか!?と鬱になる。
強力な吸引力で吸い取られるゴミの量に対して、ダストカップの大きさが意外と小さいのはマイナス。ダストカップ自体の嵩はそれなりにあるが、ある程度の量のゴミを吸うと、サイクロン気流渦巻くダストカップのなかで、ゴミが停滞する。紙パック式掃除機と比べて、こまめなゴミ捨てが必要と思われる。
目詰まりするとまめな掃除が必要というのは、購入以前から各所の掲示板で見聞きしていたが、どの部分のことを言っているのかピンとこなかった。実際に使ってみると、すぐにわかった。下画像のフィルター部分が目詰まりするのだった。

ダストカップのなかで、採取したゴミは旋回していないわ、ウーンウーン唸っているのに吸引しないわで、スイッチを一旦切ってダストカップを開けてみると、ほぼ確実にこの部分のフィルターが目詰まりを起こしていた。もう、こーなると付属のブラシで、フィルターの埃を取ってやらなければならない。
フィルターに付着したこの埃を落とそうとブラシで擦ってやると、確実に空気中に埃を蔓延させることになる。鼻炎アレルギーを患うわたしは 「 俺は掃除をしてるのかゴミを撒き散らしているのか一体全体なにをやってるんだ!? 」 という思いにちょっと囚われるが、見なかったことにする(ぉぃ
サイクロンの吸引力にすげー!となり、その後ゴミが取れる程に目詰まりするフィルターにうんざりする。そして付属のブラシでフィルターの掃除すると、細かなゴミを撒き散らすことになる。また掃除機をかける・・・という無限スパイラルを堪能することができる。紙パックの代償が、この無限スパイラルにも似た労働といってしまえばそれまでだけど、国産サイクロン掃除機の、製品としての歪な矛盾みたいなものを感じずにはいられない。