観るべき
映画。『 キック・アス 』 がなけりゃ、こちらを2010年ベストに推したいぐらい・・・。観終わった後に、なんとも言えない余韻や含みやいろいろな感情が巻き起こり、この映画を観た誰かと共に、この映画について語りたくなった。
主人公のオスカーは、ストックホルム郊外の共同住宅に暮らす12歳の少年。いじめられっ子。最近、街で立て続けに発生している猟奇殺人事件の新聞記事をママに隠れてスクラップすることを嗜む?内向的な少年。
そんなある日、オスカー少年は1人の少女と出会う。一風変わった少女の名前は、エリ。オスカーと同じ、だいたい12歳だと言う・・・自らの誕生日も知らない。 次第にオスカーはエリに対して淡い恋心を抱くが、彼女はヴァンパイアだった。内向的な少年の孤独と、永遠を生きるヴァンパイアとしての孤独が共鳴をはじめる。しかし、世間を騒がせている猟奇殺人事件は、彼女と彼女の父親の仕業だったのだ。
何を書いてもネタバレになりそうでありながら・・・冒頭にも書いたように、この映画、いろいろな場面であれはどーいうことなんだろう?とちょっと首を傾げるような含みのある部分が出てくる(単にわたしの理解が足らないだけなのかもしれないが・・・)ので、気になった点をいくつか書くと・・・・・・
オスカー少年の両親の離婚原因が、別れた父の家に来る客人のせいだとすると、結果的に、その素地がオスカー少年にもあったということだろうか?オスカー少年が最終的に受け入れた結果の支えとなっているエピソードとして、彼の父親のはなしが出てくるのだろうか?いや、それともそこに居にくい気まずさを感じたところを見ると、それを超えたところでのラストと捉えるのが自然か・・・。
映倫が付けたボカシについて・・・他のレビューで散々言われるように、このボカシがあることで、ネットのレビューを見るまで、正確に真相を把握することがわたしにも出来なかった。エリという人物像、ヴァンパイアが抱える孤独、果ては物語を包む趣までも変えかねないものがボカシの向こうに隠れていた訳だが・・・。製作者の意図が完全には伝わらなかったという点において、今回の映倫のボカシは不要だったのでは?と感じた。
エリの父親について・・・原作と映画での父親の描かれ方が異なっている事に対して、こんなレビューを読んで 「 なるほど。 」 と感じた。小児性愛者として描かれる原作に対して、映画に出てくるエリの父親は、彼女を父親とは異なる目で愛している素振りがどことなく伺えるが、それが前面に出てくる前に、彼の違うある役割が出てくる。そのレビュアーがネタバレ承知で言及したのは・・・・・・エリの父親もかつてエリを愛した少年だったのかもしれない。12歳を永遠に生きるエリに対して、エリを愛した少年はどんどん成長し、老いて、彼女の父親ともとれる年齢になった。それを踏まえて、この物語のラストを見ると、なんとも複雑な気持ちにさせられる。
ハリウッドのリメイク版について・・・スウェーデンのこの映画が、早速ハリウッドでリメイクされて、去年公開されたとか・・・。推して知るべしだとは思うが、監督が 『 クローバーフィールド/HAKAISHA 』 のマット・リーヴス、エリ役に 『 キック・アス 』 のヒットガール役のクロエ・グレース・モレッツが演じるということで、その部分だけはちょっと観てみたい。
新しくやってきた REGZA のおかげで、WOWOW を束の間視聴できるのは、ありがたいことだ。おかげで、先頃行われたアカデミー賞授賞式の模様を始めから終わりまで観ることができた。
冒頭、『 インセプション 』 を下敷きに、ホスト役の2人が夢のなかの階層へと降りていくエレベーターに乗り込んで、ノミネートされている主要作品を紹介する行は、さすがはハリウッド。先頃行われたどこぞのアカデミー賞とは、金のかけ方が一桁も二桁も三桁も違うことが伺い知れる。
ただ解説者も述べていたが、若者を取り込もうとアカデミー賞授賞式自体が若返りを図ったせいからなのか、ホスト役2人はいただけなかった。ジェームズ・フランコ(左)とアン・ハサウェイ(右)の若手の2人。少々どころでないぐらいに荷が重そうだった。唯一笑ったのは、タキシード姿に着替えたアン・ハサウェイに対して、女装姿に着替えたジェームズ・フランコが登場するなり、「 女装した途端に、チャーリー・シーンからメールがきたよ。 」 のアメリカン・ジョークには吹いた。チャーリー・シーンのセックス依存症を揶揄したものと思われる。
下馬評で有力と言われた 『 ソーシャル・ネットワーク 』 が、主要部門でかすりもしなかったのは、残念だった。監督部門は獲るかと期待したのだが・・・『
英国王のスピーチ 』 にすべてかっさらわれたような格好になった。確かに、平均年齢57歳と言われるアカデミー会員には、Facebookを始めとするインターネットの世界は馴染みが薄かったのかもしれない。
前々から公開を楽しみにしている 『
ブラック・スワン 』 。 その作品で、主演女優賞をナタリー・ポートマンが獲ったことで、ますます作品への期待が高まった。最初、『ブラック・スワン 』 のタイトルを聞いたとき、バレリーナを題材にしたスポコン的な話かと思っていたら、今敏監督の 『 パーフェクトブルー 』 との類似点も指摘される事からも、どうも心理スリラー要素の強い怖い作品らしい。兎にも角にも、あのときの、『 レオン 』 の子役(マチルダ役)が、とうとうオスカーを掴んだのかと思うと、感慨深い。
いま、こーして PC に向かって BLOG を書いているテーブルの隣に接するように棚があるんだけど・・・その棚のなかの・・・そう、上画像の、ゴムバンドの箱とメンタムのリップスティックの間に、青い包装紙に包まれた商品券が立ててある。
最近では、店頭で買うよりもネットショッピングで済ませてしまうことが多くなったので、またいつか買い物する際に使おうと前々から、ここに置いてあったのだ。それはしっかりと覚えていた。何気に、その商品券をスルスルッと引き出してみると・・・
ビニール袋に入ったオレンジ色の点袋と共に 「 寿 」 と書かれた点袋が出てきた。オレンジ色の方は、わたしが甥っ子にお年玉を渡すのに使った残りだとして・・・はて?この、「 寿 」 の点袋は・・・いったい・・・???
封を開けてみると・・・・・・なんと!五千円がぁぁぁあああ・・・・・・(嬉) うおおおぉぉぉおおおっーーー!五千円んんんんんぅーーー!!!全く記憶になかったお金だったので、いまめちゃくちゃ嬉しい(ぉぃ Wii をもらった外国人の子どもの You tube の
動画を思い出した。しかし、何のお金なんだろう? お年玉を貰える年でもないし・・・。はて???
しばらく感慨にふけり、予期せぬ収入は、なぜ人をこんなにも高揚させるのか?ということについて考えてみようとした。しかし、その考えが・・・こんなことなら、部屋のあっちこっちにお金を隠して、隠した自分自身が 「 隠した 」 ことを忘れるぐらいに寝かしておくのはどーだろうか?というアイデアに取り憑かれてしまった。
しかし、「 忘れる 」 ことは容易いが、ホントに忘れてしまってごみと共に捨ててしまう可能性の方が、将来にわたって出会うサプライズよりも大きかったので、そのアイデアはすぐさま却下された。
点袋の五千円・・・・・・こーして BLOG を書いていると、どこの棚から落ちてきたぼた餅なのか?ということをいまはっきりと思い出した。金額の事実よりも、どこで誰から頂いたのかの事実の方が大切だった。
長らく、実売88円の食パンを食していたが、朝起き抜けに口のなかがごわごわするだけの食べ応えに嫌気がさして、だんだんとコーヒーだけで済ませるようになり食パン自体を食べなくなった。
ふと、他人様の家で食べたPascoの 「 超熟 」 が、わたしに 「 食パンとはこんなに美味しかったのか! 」 ということを喚起した。超熟のふっくらとした食べ味は、まさしく、窓辺から射しこむ柔らかな日差しの暖かさや豊かさを想像し、一方88円食パンはダンボールをしがんでいるような貧乏たらしさを思い出させた。
こーなると、わたしもよくしたもので、とろけるチーズをのせてみたり、甘さひかえめのストロベリージャムを塗ってみたり・・・豊かさの素晴らしさをまさに噛み締めるのだった。
我が家に2台目のテレビを導入。前記事で、実家のテレビを処分したのも、エコポイントの制度が、平成23年1月1日購入分から 「買い替えをしてリサイクルをした場合」 と 「統一省エネラベルが★5つの製品を対象とする」 と申請対象が変わった為なのだった。
で、以前に実家で買い換えたのと同じ
TOSHIBA LED REGZA 42Z1 を購入。USB-HDD 録画に纏わる不具合も、その後のファームウェアのアップデートで解消されたみたいだし・・・。なにより、去年の11月、エコポイントが半減する直前に購入した(¥114,000)ときよりも、エコポイントが半減した以上にテレビ本体の値段が値下がりしていた(¥90,000)こともあり、買おうか買うまいかどーしようか?と毎日悶々と悩んだ挙句、思わずポチってしまいました。モデル末期ということもあり、おそらくこの辺が底値だろうと・・・。とりあえず、寝室の床に設置して、動作確認。
ケーブルTV を引いている我が家にあって BSパススルー化が完了していないというのに、なぜか寝室でも BS が映った(驚) 本来なら、借りているTVチューナー(STB)1台に対して 1台のテレビのみ、BS/CS視聴可能なはずが、TVチューナーを介さずとも壁からアンテナ線を直刺しで映るとはこれ如何に? BSパススルー工事を申し込まなくても良かったんじゃ・・・とサポートデスクに電話して聞いてみると、稀にBSの電波が漏れて見れることがあります。しかし急に見れなくなったり、とても不安定な状態なので、家中のどの部屋でも BS も見るためには、やっぱりBSパススルー工事は必要ですとのことだった。
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