「 ここが素晴らしい 」 と銘打ちながら、「 ここはちょっと・・・。 」 と感じる部分があるのも事実。いや、わたしの環境では何ら問題ないが、これを買って使う人によっては 「 ちょっと・・・。 」 と思う部分もあるかもしれない。それら、いいところも悪いところも含めて気付いたことをピックアップしてみる。
CD のセットの方法が真ん中の出っ張りに 「 カチッ 」 と音がするまではめ込むタイプのもの。CD 縦置きでこれはつ、つらい・・・。ラジカセ感覚で、CD を適当に放り込んで 「 再生 」 ボタンをポチッというのが良かった。
CD の音質は、ラジカセとしてはこんなものといえばこんなものじゃないでしょうか。この厚みのボディとしては、上々な部類かと・・・。「 4種類のサウンドモード 」 と 「 低音強調モード 」 を調整してやると、満足な音が得られた。
CR-A7USB には、ロッドアンテナが付いていない。同梱のAMループアンテナとFM室内アンテナをボディ背面の端子にそれぞれ差し込むことになる。この点、ラジオの受信感度を考えると、CR-A7USB の設置場所というのは、自ずと限られてくるかもしれない。わたしは窓際の棚上に設置しているので、AM/FM とも受信感度に何ら不満はない。( radioSHARK はこの点いまいちだった )
設置場所を選ぶといっても、リモコンを同梱しているので、これも問題ないといえば問題ないが・・・。
コンパクトなボディでありながら、電源はACアダプターのみといった仕様。前面に、SDカードスロットもUSB端子も備えているので、外で聴きたい人はそちらから持ち出してくださいということなんだろう。
上にあげた事柄などは、わたしにとっては別段大した事柄でもないのですが、ちょっと使用した感じでも、次にあげる機能が備わっていないのはわたしにとって痛い。
それは 「 早送り 」 が貧弱。せいぜい3倍速ぐらいの早送りはラジカセのそれ以下のスピード!?PSP のように、1回押すと10倍速で2回押すと30倍速、3回押すと120倍速といったように、ファームウェアのアップデートで対応してもらえないだろうか。説明書によると・・・再生している曲の任意の場所で分割できる、ファイル分割機能があるので、それを利用してスキップすれば問題ないのかもしれないが、さらに説明書によると・・・本機で録音した曲ファイルのみ分割することができます、とある(泣)
もうひとつは、「 レジューム機能 」 がない。曲の途中で停止させて電源を落としたり、あるいは他のソースに切り替えたりして、そしてもう1度停止させたソースの曲を聴こうとしても前に停止させた位置を覚えていない為、曲の頭まで戻されてしまう。これが音楽CDのアルバムだったら問題ないが、ひとつのファイルが60分を越えようかというラジオ番組の音楽データを聴くのにレジューム機能がないのは、非常に痛い。こちらはホントに切望しますわー、KENWOOD さまー。