26年前の軽自動車に乗っていたわたしからすると、S660 は、何もかもが上等だ。「 カッチ、カッチ・・・。 」 だったウィンカー音も 「 コッツ、コッツ・・・。 」 と、まるで高級車のようなウィンカー音に、当初感動したものだ。 しかし、これは最近の軽の商用車に乗っても、同じような音がしていたので、何も S660 が特別という訳ではないようだ。
ステアリングも立派なモノが付いている。BEAT のウレタンの純正ステアリングと比較すると、なるほど、最近のクルマの価格が軒並み上がっているのも納得できる。オーナーがそこまで望んだかどーかは別として・・・。ちなみに、わたしの BEAT は、購入時に純正OP の momo が付いていた。助手席の足元には箱に入ったままの新品の純正ステアリングが転がしてあった。
S660 の純正ステアリングは、中央にエアバッグを、左手にオーディオ関連のスイッチ、右手にクルーズコントロールのスイッチの機能を持たせている関係もあって、おいそれと社外品のステアリングに変えようという気が起きない。
とっさに、ホーンを鳴らすとき、押し込んだステアリング中央のパッドの重厚感すら、上等だ。だがしかし、発せられる純正ホーンの音は、26年前の軽自動車そのもので 「 プッ! 」 という情けない音だった。これは、いただけない。仕方がない。ならば、ホーンの交換だ!