昨年末のクリスマス前の土曜日のこと。住宅ローンについて聞きたいことがあったので、お金を借りている金融機関の住宅ローン相談会に行く準備をしていた。
そーこーしていたら、ピンポーン♪ と玄関のドアホンが鳴ったので出てみると、これから伺おうとしていた金融機関の方が2名立っていた。年配の女性とわたしと同世代ぐらいの男性と。おっ!ちょうど良かった。行く手間が省けたわい。
金融機関の男性曰く 「 昨日もポストに投函させてもらったのですが・・・住宅ローンの借り換え等、ご主人さん、お考えではないでしょうか?変動金利で、いま0.75% でさせてもらっているのですが・・・。 」と切り出す。
わたしは???となって 「 いや。0.75% はええねんけど、その前に、わたし6年程前におたくのところで、住宅ローン組んでますよ。それより、おたくの住宅ローン相談会に、いまから行こうとしてたらおたくがピンポン鳴らしたものやから、ちょうどいいから聞くけど・・・。 」
わたし 「 R 銀行の10年固定の金利、ネット申し込みで 1% であるでしょ。よく住宅ローン関係の本を読んでても、金利が1%違ってきたら、たとえ手数料払っても借り換える方が得やろ? こんな時代やし、支払い総額で例え10万でも20万でも安くなるのなら、そっちに借り換えますよ。携帯電話もそーでしょ?一処におるより、2年ごとに乗り換えた方がキャッシュバックあるぐらいやし・・・。おたく、そない思えへん? 」
金融機関の男性と年配の女性は顔を見合わせて、微かに、あちゃー!という顔をしたように見えた。わたしにしたら、自分のところが貸している顧客の住所と氏名とローン内容もチェックせぬまま、飛び込みしているのか?と、藪から蛇とはこの事だわい、と内心ほくそ笑んだ。
金融機関の男性は 「 借り換えはちょっと待っていただいて、お客様の金利の方を下げさせてもらいます。ただ、この場のわたしの判断でできないので、1度本部の方に持ち帰ってご連絡させてもらいます。」
わたし 「 そーですか。いらん仕事が増えて申し訳ないけど・・・いずれにしても、もう年末やし来年ですね。ええ返事を期待してますわー。 」と切り上げた。