再び脚光を浴びているのか、近頃、白石晃士 監督の名前をあちこちで見聞きするので、未見だった 『 カルト 』 というDVD を借りて観てみた。以前 『 オカルト 』 という映画を観たら、ドキュメンタリーという体で撮っていたはずなのに、最後で未来にタイムスリップする離れ業に、な、なんだ、これは!?と度肝を抜かれて、すっかり白石晃士 監督作品から遠ざかってしまった。
で、『 カルト 』 はというと、とても面白かった。霊能者 VS 屋敷に巣食う怨霊 といった内容で、霊能者のキャラの立ちっぷりが半端なかった。特に、3人目のネオ様という霊能者が、DEATH NOTE の L のように漫画的で、わたしは映画を観ている間中、終始 「 ネオ様、かっけー。 」 を連呼し唸ってしまった。
映画のラストも、俺達の戦いはまだ始まったばかりだ!という男坂パターンで、ネオ様を主人公にシリーズ化する・・・のかな?シリーズ化しているなら、続編もまた観てみたい。白石晃士 監督は、最近は 『 戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 』 と題して、口裂け女捕獲作戦 なんていうぶっ飛んだ発想のモキュメンタリーを撮っているみたいなので、そちらもなんだか面白そうだ。
70点。