わたしの家から公園を挟んで向こう側、ちょうど対角線上に小さな本屋があります。その小さな本屋さんの店先に1匹のビーグル犬がいます。仕事の帰り道などに、信号待ちで止まった際に、本屋さんのビーグル犬の行状を横目にちらっと見ては楽しんでおります。毛布をくわえて振り回してはひとり遊んでいたり・・・。
公園に散歩に出掛けるうちのおかんの可愛がりようはそれはひどいもので、この小さな本屋さんの前を通るたびに、勝手に
「ビートくん、ビートくん。」 と呼んで相手しておりました。ちょうど3年前まで我が家で飼っていたのもやはりビーグル犬で、その名前を
ビート といいました。そんな訳で、
我が家にとってビーグル犬=ビート*1 なのです。
そんなうちのおかんの言葉を、本屋のご主人が聞いてかどーかはわかりませんが、ある日、ふと犬小屋の方を見ると・・・。
▲ 「ボクの名前はブックです。 オス H9生」
*1・・・ほぼ、HONDA BEAT のデビューと時を同じくして生まれたので、わたしが命名。その小さなボディ(当時)に見かけによらない大きな足。いかにもピュンピュン走りそうな様は、まるでミッドシップスポーツ犬(謎) またビーグル犬のちょっと間の抜けたような顔には、シュッとした清音よりも、バ・ビ・ブ・ベ・ボ などの濁音が似合うと思い、命名。 それになにより、「 BEAT 」という英単語に「(拍子を)打つ、大地を轟かせる」などの意味に混じって「(人の心を)うつ、感動させる」という意があることを、どこかで読んだ覚えがあったことも、「 ビート 」と名付けた理由の大きなひとつ。