ある日帰宅すると、ガレージの片隅に、朝顔の鉢植えが置いてあった。お節介な誰かさんが、自分の庭の延長のような気分で置いていったのか・・・。仕方がないので、毎日水をやっていると、蔓が伸びてきた。その蔓は何かを求めるように迷走を続けること2~3日。
不憫に思ったわたしは、夜半仕事から戻ると、シュロ縄があったはずと思い、物入れから出してきて、朝顔の鉢植えから頭上の窓の格子まで縄をピン!と張った。翌朝、朝顔の様子を見ると、昨晩遅くに張ったシュロ縄に、もう蔓が巻いていたのだった!?どうして、そこに支えとなるシュロ縄があることに朝顔は気付いたのだろうか? 自然の驚異にただただ驚くばかりなのだった。
なにかもっともらしい解答めいたものがネットの海に落ちているやもしれん、とググってみると、蔓の巻き方に規則性があるという新たなミステリーに出会した。蔓は必ず右肩上がりに巻いているのだとか・・・確かに、上記のわたしが撮った蔓も右肩上がりに巻いている・・・。その規則性は、地球の自転が関係しているのかもしれないというが、その真相は・・・。
そーいえば、昔、綾辻行人だったか島田荘司の小説内で、北半球と南半球とで風呂釜の栓を抜いた際に発生する渦がそれぞれ異なっているというトリックがあったっけ?コリオリの力が働いているんだったっけ?( 渦の規模があまりにも小さいために、実際はコリオリの力はほとんど働かない )
日常は、センス・オブ・ワンダーに満ち溢れている。