昔、ベトナム旅行に行った際には気付かなかったが、帰国してから知ったホビロンなる料理。好奇心から1度食べてみたいと思っていた。先日、ふらっと入ったベトナム料理屋のメニューに 「 ホビロン 」 なる4文字を発見して、早速注文してみた。ご丁寧に、メニューには食べ方の解説が1頁にわたって書いてあった。
ところで、そのホビロンとはどんな料理か?と言うと・・・孵りかけのアヒルの卵そのものです。それを聞いて興味のある奇特な人は 「 ホビロン 」 で、検索するといくつも不気味な画像が出てくることでしょう。
お皿の上の卵のまわりに、塩コショウ、ライム、香草、生姜が載った状態で出てくる。スプーンの裏で卵の頭をベシベシとどついてやる。あ、しまった!折角だから写真撮っておこう・・・で、撮ったのが上の画像。すでに半壊状態(泣)
で、卵の殻の上半分を取ったのが、こんな状態。(念のため、隠しますね)
メニューの解説によると、出荷時から食す曜日によって、卵の成熟度合いが変化するらしく、わたしが食べた状態は 「 未熟 」 となっている。もう1~2日もすると 「 熟れた 」 状態となって、ベトナム人が1番好む食べ頃だそうです。それを過ぎると、今度は 「 熟れすぎ 」 となる。
そのせいなのかどーなのか、卵内部の半分が黄身の状態で、殻を割った瞬間に雛の形状が垣間見えることに、((((;゚Д゚)))ガクブル だったわたしは、いささか拍子抜け。スプーンで掬って頬張ってみても、骨らしきものも見当たらなかった。
味の方はどーだったか?というと、茹で卵の黄身+鶏のだし汁といった感じ。全然、普通に美味しい。おかわりをお願いしたいぐらい。ただ、ネタバレしますと、ここで食べたホビロンなるもの、アヒルじゃなく鶏なのでした。本物のホビロンは相当に美味らしいので、いつか食べてみたいです。