子どものとき見た 「 志村、後ろー! 」 を楽しむ
ホラー映画。
冒頭、アメリカで実際に起こった事件をモデルに映画化しているとある。友人の結婚パーティーを途中で抜け出した2人が、人里離れた彼の別荘に辿り着く。しかし、彼らの重苦しい気まずい空気から、事が上手く進まなかったことが予想される。そう!彼は彼女にプロポーズのための段取りを用意していたが、別荘に辿り着く前に、それが失敗の方向に進んでいることを悟ったのだ。
彼は友人に電話を入れて、プロポーズが失敗に終わったことを告げて、明け方に車で迎えに来てもらうように頼む。別荘まで乗ってきた車は彼女が乗って帰る手はずだ。それから程なくして、ドアを叩く音が聞こえる。こんな人里離れた一軒家に!?しかも、時刻は夜中の3時とか4時!?ドアを開けると、暗がりのなかに女性が立っていた。「 ここに、○○さんはいますか? 」 とその女性。「 そんな人なぞいない。 」 ことを告げて、ドアを閉めるが、程なくして、またドアを叩く音が・・・。一軒家を、覆面を被った何者かに囲まれていたのだった。
ここまで観て、これはその電話を入れた友人と組んで、女性を驚かせるプロポーズの凝った演出の続きかなーとも考えられた。しかし程なくして、そんな生易しいものではないことを思い知らされる。ホンモノのキ●ガイが斧を持ってやってきたのだった。彼等が何故このカップルを襲ったのか?それこそ冒頭にあるように、実在に起こった事件なので、その理由を知る由もない。観ているこちらも 「 なんでや!? 」 とストレスを感じる部分であるが、彼等によると 「 お前たちが、ここに住んでいたからさ。 」 という訳だ。だからといって、彼等がこの家に取り付いている地縛霊とかでもない(笑)
不条理ホラー。